2023年5月14日 / 最終更新日時 : 2023年8月30日 kento 福岡人物伝 近江毛野(おおみけな) 【?~530年(古墳時代)】 継体天皇の命で近江毛野は新羅に奪われた地域を取り戻すため任那へ向かいますが、 その途中の九州で国造(くにのみやっこ)の磐井へ出兵の命令を伝えます。磐井はこの命令を拒否し反乱を起こします。 乱 […]
2023年5月14日 / 最終更新日時 : 2023年8月19日 kento 福岡人物伝 磐井(いわい) 【?~528年(古墳時代)】 朝鮮での勢力挽回を目指す大和政権から、朝鮮半島への戦役負担命令を受けた国造(くにのみやっこ)磐井はこれに反発し乱を起こします。 しかし継体天皇の命で派遣された物部麁鹿火に破れ斬られたといわれ […]
2023年5月14日 / 最終更新日時 : 2023年8月30日 kento 福岡人物伝 物部麁鹿火(もののべあらかい) 【?~536年(古墳時代)】 任那四県割譲の承諾を百済の使者に伝える役目を命ぜられますが、妻の強い制止に従い病を理由にその役を断ります。 「磐井の乱」では継体天皇に命じられ筑紫に出兵し三井郡(みいのこおり、三井郡大刀洗町 […]
2023年5月14日 / 最終更新日時 : 2023年8月29日 kento 福岡人物伝 大伴金村(おおともかなむら) 【?~?(古墳時代)】 西暦500年代前半から中盤にかけての大和王権の重臣。倭国の朝鮮半島へ影響力が弱まると百済に任那四県割譲を行い、 また「磐井の乱」では継体天皇に物部麁鹿火を討伐軍の将軍に推薦します。 のちに任那四県 […]
2023年5月14日 / 最終更新日時 : 2023年5月16日 kento 福岡人物伝 神功皇后(じんぐうこうごう) 【?~389年頃(古墳時代)】 仲哀天皇の后で朝鮮半島へ出兵し自らも向かいます。主に九州北部中心で活動した人物で、 その一帯には皇后を祭る神社・史跡や伝説が数多く残ります。仲哀天皇と同じく架空の人物という説もあります。
2023年5月14日 / 最終更新日時 : 2023年8月30日 kento 福岡人物伝 仲哀天皇(ちゅうあいてんのう) 【?~362年(古墳時代)】 日本武尊(やまとたけるのみこと)の息子で熊襲征伐に意欲を燃やしますが橿日宮で突然崩御します。 崩御の理由は后の神功皇后の神託に従わなかったためとも、熊襲の矢に当たったためとも言われていますが […]
2023年5月14日 / 最終更新日時 : 2023年8月30日 kento 福岡人物伝 武内宿禰(たけのうちすくね) 【?~?(古墳時代)】 日本書紀には筑紫にて神功皇后の補佐をした記述もある人物です。景行天皇から仁徳天皇まで5代の天皇に仕え、 日本書紀の記述が正しいとすれば武内宿禰は300歳近い寿命を全うしたことになりますが、武内氏が […]
2023年5月14日 / 最終更新日時 : 2023年8月30日 kento 福岡人物伝 景行天皇(けいこうてんのう) 【西暦300年前後?(古墳時代)】 崇神天皇の孫で、橿日宮で崩御した仲哀天皇の祖父にあたります。 皇位に就いた当時、出産時に夫は子供が生まれるまで臼を担いで家のまわりを廻る風習があり、天皇も皇后が出産する際にこの風習に倣 […]
2023年5月14日 / 最終更新日時 : 2023年8月30日 kento 福岡人物伝 卑弥呼(ひみこ) 【西暦200年代中頃(弥生時代)】 倭国大乱を収束に向かわせた邪馬台国の女王。現在では邪馬台国所在地論争で畿内説に押されている 九州説ですが、福岡県内にも比定地として甘木、大和(瀬高)などが挙げられています。
2023年5月14日 / 最終更新日時 : 2023年9月2日 kento 福岡人物伝 大夫(たゆう) 【西暦57年頃(弥生時代)】 西暦57年、奴国王の命により後漢に派遣され金印を持ち帰った人物です。中国・南北朝時代の432年頃に記された「後漢書」には「倭の奴国、貢物を奉って朝貢す。使者は大夫と自称す。」とのみ記載されて […]
2023年5月14日 / 最終更新日時 : 2023年9月2日 kento 福岡人物伝 奴国王(なこくおう) 【西暦57年頃(弥生時代)】 倭国の最南端にあった国の王で、西暦57年に「大夫(だゆう)」という役職の使者を後漢に派遣します。 これに対し当時の皇帝であった光武帝は金印を送りますが、これが江戸時代に志賀島の田地より掘り出 […]
2023年5月13日 / 最終更新日時 : 2023年8月21日 kento それってホント? 巌流島は豊前領だった! (江戸時代) -現在の島の住人は?- 宮本武蔵と佐々木小次郎が対決した巌流島は山口県の観光名所として有名ですが、江戸時代は豊前小倉藩の領地だったということです。これは「関ヶ原の戦い」で敗れ徳川家より本州の西の片隅に押し込められて不満を […]
2023年5月13日 / 最終更新日時 : 2023年8月21日 kento それってホント? 筑前のUMA (1809年) -放火し味噌を食い荒らす奇獣「だつ」- 「金印」や「日本号」を所蔵する福岡市博物館には明治初期に書かれた「旧稀集(きゅうきしゅう)」という書物が所蔵されています。 この本は博多中洲の庄林半助という箱曲物細工師(弁当箱や柄 […]
2023年5月13日 / 最終更新日時 : 2023年8月21日 kento それってホント? 筑後川の鵜飼の事 (明暦以前) -昔は瓢箪で鵜飼?- 江戸時代の初期頃までの筑後川の鵜飼漁は船は使わず泳いで漁を行っていたようです。 「江戸時代の初期頃までは漁師は大きな瓢箪を背につけてよりかかり、水にうかんで、右の手にススキの松明を持ち、左の手で2~ […]
2023年5月12日 / 最終更新日時 : 2023年8月21日 kento カテゴリー 万葉歌の意外な解釈 (1703年) -御笠の森に関する逸話- 思はぬをおもふといはば大野なる美笠の森の神ししるらん この歌は奈良時代に大宰大監(筑紫の警察長官)であった大伴百代(おおともももよ)の詠んだ万葉歌で、一般的に次のような解釈がされています。 「愛 […]
2023年5月11日 / 最終更新日時 : 2023年8月21日 kento それってホント? なぬ!!「ういろう」の元祖は? (室町時代) -妙楽寺「ういろう」の碑- 「ういろう」の本場と言えば名古屋、小田原、京都、山口、九州では宮崎などいろんな説があるようですが、なんと「ういろう」の元祖は博多の妙楽寺にありました。妙楽寺の境内には「ういろう伝来之地」の碑が […]
2023年5月11日 / 最終更新日時 : 2023年8月21日 kento それってホント? 「大刀洗」地名の由来 (1358年) -「関ヶ原」に並ぶ大合戦「筑後川の戦い」- 1358年「関ヶ原の戦い」「川中島の戦い」と並び称せられる「筑後川の戦い」が起こり、少弐、大友を中心とする北朝軍と懐良親王、菊池を中心とする南朝軍が筑後川の北側で激突します。 […]
2023年5月11日 / 最終更新日時 : 2023年8月21日 kento それってホント? 文永の役に神風は吹いたか? (1274年) -元軍が消えた理由は?- 1274年10月19日に博多湾に押し寄せた元軍は10月20日に百道、博多、箱崎と各地で暴れまわりますが、翌21日には博多湾より消え去ります。 この「文永の役」での元軍の撤退に関しては色々な説があ […]
2023年5月9日 / 最終更新日時 : 2023年8月21日 kento それってホント? 博多の人魚伝説 (1222年) -消えてなくなった人魚塚- 博多冷泉町にある竜宮寺には人魚の物と言われる骨が安置され、「人魚伝説」が伝えられています。 鎌倉時代の1222年、博多津(冷泉津)で150m(異説あり)に近い巨大な人魚が捕らえられ、櫛田神社に […]
2023年5月9日 / 最終更新日時 : 2023年8月21日 kento それってホント? 太宰府天満宮の由来 (903年) -天満宮の牛の像はなぜ座り込んでるの?- 大宰府へ左遷された2年後の903年、道真公は失意の中、病のため死去します。門弟の味酒安行(うまさけのやすゆき)が遺骸を牛車に乗せて運んでいると、車を曳く牛が急に座り込んで動かなく […]
2023年5月8日 / 最終更新日時 : 2023年8月21日 kento それってホント? もう一つの都 (古墳~奈良) -豊津とその周辺の史跡- 豊前国府中門跡 福岡の古都といえば誰もが大宰府を思い浮かべるに違いないのですが、福岡にはもう一つの古都が存在します。 それが京都郡みやこ町・豊津とその周辺の地域になり […]
2023年5月8日 / 最終更新日時 : 2023年9月2日 kento それってホント? 起きたら家が動いてた!? (687年) -筑紫の大地震- 天武天皇の時代の687年12月ある夜半、筑紫で大地震が起こります。地面には6m程の幅で1km近くに渡って亀裂が入り、多くの民家が被災しました。 丘の上にあったある農家は斜面が崩れ、家が大きくズレ落ちるも […]
2023年5月8日 / 最終更新日時 : 2024年4月13日 kento それってホント? 福岡にも長城があった! (664年) -グーグルアースでも見れる「水城」跡- 664年、白村江の戦いで敗れた中大兄皇子は、唐、新羅の連合軍の反撃となる九州進攻に備え、博多の那の津にあった大宰府(官家)を現在の位置に移し、その防衛線として四王寺山から那珂川方面 […]
2023年5月8日 / 最終更新日時 : 2023年8月21日 kento それってホント? 蜷城(ひなしろ)の由来 (300年代) -カワニナの城と二つの玉- 朝倉市林田にある美奈宜(みなぎ)神社にはその地域の呼び名「蜷城(ひなしろ)」の由来が伝えられています。 大昔、ここはよく肥えた豊かな地でしたが、古処山に羽白熊鷲と言う者があり、時々山を下りてき […]
2023年5月8日 / 最終更新日時 : 2023年8月21日 kento それってホント? 漢委奴国王印の鈕は駱駝? (57年) -金印の取っ手は蛇ではなかった- 金印「漢委奴国王」の鈕(ちゅう・印のつまみの部分)は駱駝(らくだ)を蛇に改造したものではないかという説があるようです。言われてみれば蛇というよりは駱駝に近い様な気がしないでもありません。 […]
2023年5月7日 / 最終更新日時 : 2023年8月21日 kento それってホント? 徐福伝説は福岡にもあった? (BC210年頃) -天山(あまやま)の童男丱女岩- 徐福は秦の始皇帝より「延年益寿」の薬を探すように命を受け、若い男女3000人と五穀の種、工匠たちを引きつれ出航し蓬萊山へ向かうが、その後、徐福は広い土地を得て王となり始皇帝の元に戻ってく […]
2023年5月5日 / 最終更新日時 : 2023年8月27日 kento わかっていない事 親魏倭王印はどこにある? -もう一つの金印が発見されれば!!- 西暦238年、魏の曹叡(曹操の孫)は朝貢した倭王の卑弥呼に対し「親魏倭王」の称号を与え金印を授けます。中国の史書では倭国が受けた金印はこの「親魏倭王」印と後漢の時代に送られた「漢委奴 […]
2023年5月5日 / 最終更新日時 : 2023年9月23日 kento わかっていない事 「漢委奴国王」の読み方は? -「倭」は「委」から生まれた新漢字?- 金印「漢委奴国王」の読み方は「漢の倭の奴の国王」という読み方が通説となっているようで、高校の授業でもそう教えられた記憶があります。また福岡市博物館のサイトにも「王朝名(漢)の次に民 […]
2023年5月5日 / 最終更新日時 : 2023年8月27日 kento わかっていない事 金印の「委」は「倭」の略字? -委字は倭字を略したる者と相見えん!?- 「委字は倭字を略したる者と相見えん」これは亀井南冥の金印鑑定書に書かれる言葉になります。『「漢委奴国王」印の「委」という文字は「倭」の人偏を略したものと思われる』といった意味にな […]
2023年5月5日 / 最終更新日時 : 2023年8月27日 kento わかっていない事 「筑前宮崎村」はどこにある? -福岡と熊本の宮崎兄弟は同族?- 福岡の宮崎兄弟といえば「秋月の乱」に中心人物として参加した宮崎車之助、今村百八郎、宮崎哲之助の三兄弟の事ですが、熊本にも明治期に宮崎兄弟が登場します。 その次男の宮崎八郎は中江兆民らと親 […]