母里太兵衛(ぼりたへえ)

【1556年~1615年】

黒田家の武将。「黒田節」は太兵衛が大杯の酒を呑み干し福島正則より名槍「日本号」を受け取った出来事を唄にしたものです。現在「日本号」は福岡市博物館に所蔵されおり、母里太兵衛の像は福岡城の北側の西公園内の光雲神社(てるもじんじゃ)の境内にたたずんでいます。
余談ですが、太兵衛はこの唄で詠われた「日本号」を後藤又兵衛へ送ったという話があります。しかし、これは又兵衛の娘が嫁いだ太兵衛の甥の屋敷で「日本号」を保管していたためにできた逸話だということです。