【記想録】米一石塔
福岡市の箱崎には米一丸地蔵尊があり、そこには米一という人物の供養の石塔が建っています。
貝原益軒の『筑前國続風土記』(巻之十八 糟屋郡 表)にはこの石塔の由来が次の通り書かれています。
米一は駿河国(静岡県)の木島長者の子として生まれ、成人して若狭国(福井県南部)の湯川長者の娘を娶ります。
「その妻容色世にすぐれたり」と益軒は記しています。
木島長者は京の一条何某の家人であったため、米一も一条某に仕えていたと思われます。
一条某は米一の妻を奪い取ろうと策を巡らし、米一を呼んで使いを命じます。 […本文へ]

