夢想権之助(むそうごんのすけ)

【江戸時代初期】

関八州や奥州で敵する剣術家が見当たらなかったため、播州明石に在する宮本武蔵の元を来訪し勝負を挑みます。しかし二尺(約60cm)程の割木で眉間を打たれ破れます。力不足を悟った権之助は各地で修行を続けたどり着いた筑前・宝満山で修行中に開眼し「神道夢想流杖術」を開きます。現在、宝満山麓に鎮座する竈門神社の境内には夢想権之助神社があり、「神道夢想流杖術」の開祖はそこに祭られています。そして因縁の武蔵と対決は最終的に権之助が制したという言い伝えも残っているようです。