山田堰

-朝倉市山田-
 

中央が「山田堰」で左手が「堀川用水」へ流れる水路、右手が筑後川本流になります。

 
日本疏水百選堀川用水
山田堰は、大石堰、恵利堰と並ぶ筑後川三大堰のひとつで「傾斜堰床式石張堰」といい、寛政2年(1790年)に完成した日本では他にない石張り堰です。この堰の特徴は、取水量を増やし、激流と水圧に耐え得るための匠の技が随所に施されていることです。この地の庄屋、古賀百工が農民等とともに築造した山田堰は、朝倉地域の農業史を物語っており、この遺業と美しい田園を次世代に引き継ぎたいものです。
水神社から山田堰を眺めるめると3つの水路があります。手前から砂利吐き口・中舟通し・南舟通しです。その昔、舟通しに帆掛け舟が往来し、いかだが下った情景を今に伝えます。
この堰付近は、斉明・天智天皇にまつわる多くの伝承等も残っており、いつ訪れても彩られた四季を感じ、ゆっくり散策が楽しめます。

平成19年5月31日 朝倉観光協会

山田堰ある案内板より

 
山田堰は筑後川を流れる水を堀川用水に送り込み、三連水車は堀川用水からこの水を田地に汲み上げる役目を担っています。
 



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