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余談
 【歴史はむつかしい

最近時間の合間に勝海舟の談話集「氷川清話(講談社学術文庫)」を読んでいるのですが、海舟の歯切れの良い発言に久し振りに爽快感を感じながら読み進めています。
読み始めての頃は、自分の幕末における知識が間違っていなかったことに安心していたのですが、読み進めるうちに今までに小説やテレビの歴史情報番組から得た自分の幕末史の知識の三割はこの「氷川清話」が原典となっているのではと疑いを持ち出しました。
「邪馬台国はどこですか?(創元推理文庫)」を書いた鯨統一郎氏は同本に収録された「維新が起きたのはなぜですか?」の中で主人公の宮田六郎に「維新は勝海舟ひとりの催眠術で成し遂げられた」といった突拍子もない説を言わしめていますが、「氷川清話」に触れてこの鯨統一郎氏の発想の源が何処にあるのか理解できた様な気がします。

ところで海舟自身は「歴史はむつかしい(氷川清話)」で次の様な事を語っています。 「歴史ほど難しいものはない。人間は未来を見通すことができないから、過去の歴史を鑑みて将来を推測するのだが、肝心の歴史が容易に信用できないのは実に困ったものである。」 そして次の通り締めています。 「幕末史も当時を多少でも知る古老たちが逝ってしまえば、どんな誤りを後世に伝えるかも知れない。歴史というものは実に難しいものさ」

「もしかしたら現代に知られる幕末史は海舟に暗示、操作を受けたものなのかもしれない」と馬鹿げた事を考えて見るのも歴史ファンとしては面白いのかもしれません。

































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スポットライト人物伝


【黒田忠之(くろだただゆき)】
(1602年~1654年)


行動に何かと問題のある嫡男・忠之は黒田藩の後継者から外されそうになりますが、栗山大善の支援によりその立場を守ります。 しかし初代藩主・長政の没後に藩主の座についた忠之は栗山大善と不仲になります。 二人の関係が泥沼化すると忠之はついに大善から幕府へ訴えられます。 改易が相次いでいた時期でもあったため黒田藩も取り潰しの憂き目に合いますが、 幕閣の配慮により大善は南部藩預かりとなりことは収められました。



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