名所旧跡・太宰府・筑紫野
参道を進み突き当たるとそこに延寿王院があります。ここには幕末の「七卿落ち」の内、五卿が長州より移り3年ほど滞在しました。 五卿滞在中には、土佐の中岡慎太郎、長州の高杉晋作、薩摩の西郷隆盛の他、維新の名だたる志士たちが訪れています。 月形洗蔵ら筑前勤皇党はこの延寿王院で、これらの志士たちに働きかけ「薩長同盟構想」を展開して行ったと思われます。 延寿王院の門に向って左手には「七卿落ち」の碑、右手には「飛梅伝説」の元となった道真公の歌碑が建てられています。現在の延寿王院は太宰府天満宮の社家、西高辻家の住居となっています。
この「樟の巨樹」は「一の鳥居」をくぐったすぐ右手にあります。 根元付近には洞穴ともいえる程の巨大な穴があり、樹齢を垣間見ることができます。 「延寿王院」を訪れた幕末の志士たちもこの「樟の巨樹」を一度は見上げたことでしょう。 |
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