福岡史伝・南北朝・室町 南北朝が統一(1392年)された三年後、第三代将軍の足利義満は、九州で勢力を伸ばす探題・今川了俊に危険性を覚え帰京の命を出します。
目の上の瘤だった了俊の失脚劇に少弐、大友、島津ら九州の守護たちは大喜びし、
特に「水島の変」で頭首を騙まし討ちにされた少弐氏は、敵(かたき)の了俊が無事に京に帰れるように気を配ったいいます。
京に戻った了俊は九州探題を罷免され遠江国に戻ることになります。
「狡兎(こうと)死して走狗(そうく)烹らる」といったところなのでしょうか・・・ 関連記事:了俊
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